2016年2月23日火曜日

23 グーテンベルグ聖書、印刷♪

1455年2月23日に、グーテンベルク聖書が印刷開始された♪


ニューヨーク公立図書館のグーテンベルク聖書。
1847年にジェームズ・レノックスより購入。


グーテンベルク聖書は、15世紀にドイツのヨハネス・グーテンベルクが活版印刷した世界初の印刷聖書。ほとんどのページが42行の行組みなので「四十二行聖書」と呼ばれる。



貴族の子で腕利きの金細工職人であったグーテンベルクは活版印刷の技術の実用化に成功、マインツの実業家ヨハン・フストから資金を得て聖書の印刷に取りかかった。



当時もっともよく読まれていたラテン語聖書「ヴルガータ」の、13世紀にパリ大学で校訂された「パリ本」をメインテキストとした。巻頭にヒエロニムスの手紙があるが、これは中世の聖書の伝統だった。本文は黒色で単色印刷され、あとから飾り文字と飾り罫が手描きされた。



グーテンベルク聖書の1ページ目(テキサス大学所蔵)
このページは40行である。


グーテンベルク聖書は長らく忘れ去られていたが、1763年にマザラン枢機卿のコレクションから「四十二行聖書」が発見された。このことから「マザラン聖書」とも呼ばれている。



アメリカ合衆国議会図書館収蔵のグーテンベルク聖書


2006年時点でグーテンベルク聖書は、世界で48部が確認されている。もっとも多く存在する国はドイツとアメリカで、それぞれ12部である。ニューヨークに4部、ロンドンには3部と断片集、パリ、モスクワ、バチカン、マインツ(グーテンベルク博物館)、日本に2部づつ存在する♪



日本の2部は、アジアで唯一となる完本が慶応義塾大学所蔵で一部、もう一部は東北学院大学シュネイダー記念中央図書館が不完全本を所蔵している♪









The Gutenberg Bible (also known as the 42-line Bible, the Mazarin Bible or the B42) was the first major book printed using mass-produced movable type. It marked the start of the "Gutenberg Revolution" and the age of the printed book in the West. Widely praised for its high aesthetic and artistic qualities, the book has an iconic status. Written in Latin, the Catholic Gutenberg Bible is an edition of the Vulgate, printed by Johannes Gutenberg, in Mainz, in present-day Germany, from 23  the 1450s. Print has started from 22 February 1455. Forty-eight copies, or substantial portions of copies, survive, and they are considered to be among the most valuable books in the world, even though no complete copy has been sold since 1978.

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