2015年12月8日火曜日

8 ロダンのミューズ、カミーユ♪

1864年12月8日は、カミーユ・クローデルの生まれた日♪






カミーユ・クローデルは、フランスの彫刻家。名家の子女が彫刻など許されない時代だったが、弟の家庭教師がその才能に瞠目し、両親を説得して、美術学校で学ぶことができた。講師として、彫刻家オーギュスト・ロダンが赴任し、カミーユはロダンの弟子となる。時にロダン42歳。


職人あがりだったロダンにとって、高い教育をうけ、才能あふれていたカミーユの存在は新鮮だった。





ロダンの代表作「カレーの市民」などに、カミーユは膨大な歴史書を読みあさり、様々にアイデアを提供したが、発表の場では協力者とされなかった。一方、彼女の作品は「ロダンの物まね」と酷評されて、ついには精神を病んでしまったんだ。




現在、カミーユの作品はロダン美術館に展示されている。ロダンが美術館の一室を、女性彫刻家カミーユ・クローデルに捧げるよう、遺言したからなんだ。





ちなみに、カミーユには外交官で駐日フランス大使だったポール・クローデルという弟がいる。彼は日本駐在時に関東大震災に罹災し、救助活動を指揮したり、病院と託児所とを仮設した。また震災という混乱のさなかに、配給の行列に整然と並ぶ日本の人々の姿に驚き、手記にこう書いている。


「被災者たちを収容する巨大な野営地で暮らした数日間、私は不平の声ひとつ耳にしなかった。唐突な動きや感情の爆発で周りの人を煩わせたり迷惑をかけたりしてはならないのだ。同じ小舟に乗り合わせた人々のように、皆じっと静かに佇んでいた。」












Camille Claudel (8 December 1864 – 19 October 1943) was a French sculptor and graphic artist. She was the elder sister of the poet and diplomat Paul Claudel.

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