1827年4月5日は、外科医ジョゼフ・リスターの生まれた日♪
19世紀初頭、ヨーロッパではパスツールが汚染と腐敗の関係を発見し、コッホが細菌を発見し、ゼンメルワイスが「医療者の汚染した手によって産褥熱が伝染する」事を発見していた。イギリスではナイチンゲールが、新鮮な空気や清潔な環境の重要性を説いた。
これらは当時の医学主流からは、まだ非科学的とみなされていた。しかし、小さな手術でさえ術後の感染による死亡率が高いことに悩んでいたリスターは、「術後の創傷の化膿は細菌による汚染である」と考え、術野や手術用具をフェノールで消毒することにした♪
1865年、グラスゴー王立病院に、馬車にひかれた11才の少年が脛骨の開放骨折で運び込まれた。リスターはフェノールを染み込ませた包帯で少年の足を覆い定期的に交換し、傷を化膿することなく完治させた♪ 1867年に医学雑誌に「THE ANTISEPTEC SYSTEM」として論文を発表した♪
また、1868年には動物の腸から作られた糸をクロム酸により処理した耐久性のある吸収糸を開発。これは今日でも「クロミックカットグット」として世界中で用いられている♪
リヒターと研修医仲間 |
1883年やっとリスターの業績が認められ、ヴィクトリア女王から準男爵の称号を授けられる♪ 1902年、イギリス国王・エドワード7世が虫垂炎の手術に、ジョゼフを指名する(当時は虫垂炎ですら手術の死亡率が高かった)♪
細菌の一種であるリステリアは彼を記念して献名された。また消毒薬リステリンも彼を記念したネーミング♪ ただし彼自身はこれには一切関わっていない(笑
Joseph Lister, 1st Baron Lister, Bt OM PC PRS (5 April 1827 – 10 February 1912), known between 1883 and 1897 as Sir Joseph Lister, Bt., was a British surgeon and a pioneer of antiseptic surgery. By applying Louis Pasteur's advances in microbiology, he promoted the idea of sterile portable ports while working at the Glasgow Royal Infirmary. Lister successfully introduced carbolic acid (now known as phenol) to sterilise surgical instruments and to clean wounds, which led to a reduction in post-operative infections and made surgery safer for patients, distinguishing himself as the "father of modern surgery."
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