1785年1月4日 は、グリム兄弟、兄ヤーコプの生まれた日♪
グリム家は男5人、女1人の6人兄弟だった。「グリム童話集」で有名な「グリム兄弟」は、長兄ヤーコプと次兄ヴィルヘルムの二人を指すんだけど、末弟ルートヴィッヒも挿し絵を手がけた♪
家庭は裕福だったけど、1796年に父親を肺炎で亡くし、困窮に陥った。ヤーコプとヴィルヘルムは、宮廷女官だった叔母をたよって都心の学校へ転校したんだけど、貧乏な田舎少年を差別する教師がいて随分くやしい思いをしたらしい。
「ほかの生徒には、<あなた>とよびかけるのに、ぼくたちには<おまえ>と、馬鹿にしたようによぶ教師がいました。いつか見返してやりたくて、いっそう勉強にはげみました」と。一年も過ぎる頃には、ふたりとも学年で首席をとるほどに成績をあげ、兄のヤーコプは卒業時に、「学校創立以来、最も優秀な生徒!」と表彰されたんだ♪
グリム兄弟は、苦労の中協力しあって育ったので、とても家族思いだった。弟は体が弱く、たびたび大病をした。そんなとき、兄のヤーコプは心配のあまり、大学の講義の最中に話を中断してしまい、「申し訳ない、弟の病状が気になって、つい考え込んでしまいました」と学生に謝ったりした。そんな風に家族を大事にしていたのでグリム童話の題名も「子どもと家庭のためのメルヘン集」とつけたんだヨ』♪
ある時、同世代の世界的な童話作家アンデルセンが有名なグリム兄弟の家を訪問した。兄のヤーコプは社交的ではなく、
「私はデンマークから来たアンデルセンと申します」
「はあ、アンデルセンさん?」
対面はぎこちなく、繊細なアンデルセンは冷たくされたと勘違いして傷心のなか帰った。
あとでヤーコプは「人魚姫のアンデルセンだ!」と、ようやく気がつき、翌年デンマークのアンデルセンの家を訪ね、「せっかく訪ねてくれたのに、申し訳ないことをしました」と詫びたんだ♪
アンデルセンは感激し、それ以後グリム兄弟との友情がずっと続いた。アンデルセンは「自分の作品をとても褒めてくれて嬉しかった」と日記に書いているんだ(笑
Children's and Household Tales (German: Kinder- und Hausmärchen) is a collection of German fairy tales first published in 1812 by the Grimm brothers, Jacob and Wilhelm. The collection is commonly known in English as Grimm's Fairy Tales.
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