2016年3月18日金曜日

18 素朴な画家エルスハイマー♪

1578年3月18日は、画家エルスハイマーの生まれた日♪



エルスハイマーの作品に描かれる人物たちは比較的背が低く、ずんぐりして、古典にある理想体型は反映されていない。ポーズや身振りも派手さがなく、イタリア・ルネサンス風な「Bella Figura(格好良さ)」でなく、むしろ初期フランドル絵画に似て素朴だった♪


「バウキスとピレモンの家のユーピテルとメルクリウス」(1608年頃)


「トビアスと天使ラファエル」の複製、19 x 28 cm


アダム・エルスハイマーはドイツのフランクフルトに、熟練した仕立屋の10人の子供の1人として生まれた。生家はアルブレヒト・デューラーの聖画が飾られている教会から数メートルのところにあった。


「聖家族と洗礼者ヨハネ」(1600年以前)37.5 x 24 cm



1598年頃ローマに行き、教皇の主治医ジョヴァンニ・ファーベルの知己を得た。巨匠ルーベンスは1601年にローマにいて、エルスハイマーと友人になった。後にルーベンスは、エルスハイマーにもっと数多く制作するよう叱責したという♪



32歳で夭折したエルスハイマーについて、ルーベンスは次のように書いている。「人物画、風景画、その他多くの主題において彼にかなう者はいなかった……人は彼から、これまでもこれからも決して見ることのないものを期待することができた」。


自画像(ウフィツィ美術館)



ローマの画家たちのギルド、アカデミア・ディ・サン・ルカ(1606年創設)に入会した際に提出した自画像↑ は、彼の唯一の肖像画、唯一のカンヴァスに描いた油彩画だった♪









Adam Elsheimer (18 March 1578 – 11 December 1610) was a German artist working in Rome who died at only thirty-two, but was very influential in the early 17th century in the field of Baroque paintings. His relatively few paintings were small scale, nearly all painted on copper plates, of the type often known as cabinet paintings. They include a variety of light effects, and an innovative treatment of landscape. He was an influence on many other artists, including Rembrandt and Peter Paul Rubens.

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